ユマニチュードとは
ユマニチュードはフランスの二人の体育学の専門家イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティの二人によって考案された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションにもとづいたケアの技法です。この技法は「人とは何か」「ケアをする人とは何か」を問う哲学と、それに基づく150を超える実践技術から成り立っています。ユマニチュードは、ケアを受ける人とケアを行う人がともに「自由・平等・友愛」の精神を分かち合うために、〈見る〉〈話す〉〈触れる〉〈立つ〉という4つの要素を同時に複数組み合わせて行うマルチモーダル・ケアコミュニケーション技法です。
阪和第二住吉病院のユマニチュードに対する取り組み
当院看護部では、日頃から、目の前の人を大切にする・共感する・心に寄り添う・相手の努力や思いやりに対して感謝の気持ちを伝えることを心掛け、健康で安心・安全な職場づくりを実践しています。今年(2023年)患者様の尊厳を守り「あなたを大切に思っています」という気持ちを伝える達人になることを目指し、看護部を中心に多職種によるユマニチュードケアチームを結成しました。こすもす病棟は、ユマニチュード認証準備会員として、ユマニチュード「ブロンズ認証」の取得を目指し、取り組みを開始しています。
阪和第二住吉病院のご紹介
閑静な住宅街「帝塚山」に、療養病棟200床の阪和第二住吉病院があります。急性期病院で治療を受けられ引き続き医療行為が必要な方や、難病をお持ちの方などがご入院されています。日常生活全般に介助が必要な方や寝たきりの患者様も多く入院されている為、質の高い看護・介護に加え、コミュニケーションを大切にしたいと心掛けています。