新体制となり5年が経ちました
令和3年6月1日に神出病院は新体制となってから、5年が過ぎました。今、当院がここにあることに感謝するとともに、様々な思いがありながらも叱咤激励下さり、当院を支えてくださった全ての皆様に感謝申し上げます。まだまだ発展途上ではありますが、多くの患者様にいらしていただける病院になり、職員も前向きに頑張っていることに喜びを感じます。現在の職員を見ていると、とても素直で患者様に優しく、同じ病院の一員として誇りに思います。彼らがもともと持っている優しい心が素直に出せる病院になってきたと、心から感じます。
精神科病院は理事長や院長、医師に権限が集中しやすく、閉鎖的な環境の中で医師から看護師、看護師から患者へと、上下関係ができやすく、患者への虐待の温床となることが知られています。また、現場職員が声を上げにくい組織であるとも言われています。当院では病院長が病院管理と運営、病院改革執行責任者が病院運営と業務改善、の責任者として独自の権限を持ち、現場職員の声に耳を傾け、弊害の多い縦割り組織を排除することで、風通しのよい組織を作り、虐待防止についても大きな成果を挙げています。
また、当院では、薬物療法のみならず、医師も含めたそれぞれの職種が役割を担うチーム医療を目指しています。現在では、こうした治療を求めて、近隣地域のみならず、他県からの受診や紹介が増えてきています。
これまで全国から多くの方々が病院を訪問してくださり、実際に病院内で職員と交流され、見学やカンファレンス等に参加していただいています。病院の改善とともに、当院の取り組みを社会に還元し、精神科医療に少しでも貢献することができたらと考えております。まだまだ道半ばですが、この希望の光を消さないよう、日々努力していく所存です。
令和8年6月1日
神出病院
院長 土居 正典