他職種連携活動
他職種連携活動の取り組み
当院では、他職種が連携し問題解決に向けたカンファレンスをタイムリーに開催し、風通しの良いコミュニケーションを通じた素晴らしいチーム連携を実現しています。医療安全や感染対策はもちろん、人生最終段階のケアの意向確認、褥瘡対策、摂食嚥下障害へのアプローチ、ユマニチュードケアなど、幅広い分野で協力し学び合いながら活動を展開。また、タスク・シフト/シェアを推進し、看護師と看護補助者が指示書に基づいて連携を強化し、チーム力を高めています。さらに、技能実習生や特定技能の外国人労働者の職場適応も全職員で支援し、多様性を尊重した職場環境を整えています。

ユマニチュード認証に向けた取り組み
ユマニチュードとはフランス語で「人間らしさ」という意味です。介護を必要とする相手を思いやることで、認知症や寝たきりなどの人たちが回復するケアの技法です。「あなたを大切に思っています。」という気持ちを相手が理解できるように伝えることで、介護を受ける側も穏やかになります。「見つめる」「話す」「触れる」「立つ」の4つの基本を実践しながら「いまこの人にとって、どうすることがQOL(生活の質)に貢献するか」について、多職種で知恵を出し合い学び合う体制を構築しています。ユマニチュードを定着させ、当院の看護部理念「尊厳をまもり、笑顔とぬくもりのある看護を提供します」を基盤に、最期まで人間性と尊厳を護る看護の役割を果たし、身体的拘束最小化を目指しています。抑制をしないための教育・研修も充実しています。

ACP支援活動(ACP新聞)、家族支援の看護
当院では、患者様とご家族が将来の治療やケアについて話し合うきっかけを作るため、ACP(人生会議)支援活動を推進しています。院内で「ACP新聞」を発行し、ACPの重要性や実践例を発信。また、家族支援にも力を入れ、患者様の意思を尊重しつつ、ご家族の不安や負担を軽減するための相談窓口を設けています。