リハビリテーション部Rehabilitation department
リハビリテーション部には現在68名の療法士(理学療法士〈PT〉43名・言語聴覚士〈ST〉13名・作業療法士〈OT〉12名)とマッサージ師・事務員それぞれ1名が所属しています。
病棟担当制をとり、各病棟に療法士が複数人ずつ配置されています。全ての新入院患者様に対してリハビリ評価をしており、「全ての入院患者様がリハビリの対象である」という意識を療法士が共有しています。
患者様が望む「その人らしい日常生活」を送っていただくことを一番の目標にし、特に『食べること(摂食・嚥下)をあきらめない』取り組みや、在宅復帰に向けたアプローチを行っています。
当院では、療養病棟、障害者施設等一般病棟、地域包括ケア病棟、一般病棟、緩和ケア病棟の多様な疾患の患者様に合わせて、量と質を兼ね備えた中身の濃いリハビリテーションを提供しています。
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- 一般病棟(人工関節専門病棟)では、術後早期に離床を図ることで、合併症の予防に努めています。痛みの軽減と関節機能の向上を図りながら、歩行をはじめとした動作能力の獲得に努め、満足した生活が送れるような状態での退院を目指しています。
- 障害者施設等一般病棟では、近隣のクリニックより、パーキンソン病患者様のリハビリテーション目的での入院を受け入れています。4週間程度の入院期間で、自宅での生活の改善につながるオーダーメイドの個別リハビリテーションを提供しています。
- 緩和ケア病棟では、疼痛や倦怠感などさまざまな身体的・精神的苦痛を和らげ、在宅に近い状況で充実した生活をして頂くことを目標にしています。そのために、リラクセーションや日常生活動作練習、環境設定などを行っています。
教育活動
- 院内研修会や部内勉強会により、スタッフの知識・技術の向上に取り組んでいます。
- 全国学会や大阪府内における学会発表も毎年積極的に行っています。
- 提携を結んでいる2大学(大阪保健医療大学・森ノ宮医療大学)をはじめ、いくつかの学校から多くの実習生を受け入れています(年間のべ約300名)。