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外来で来られる方へVistor

高齢になると、うまく食べ物などを飲み込むことができない「嚥下(えんげ)障害」が起こりやすくなります。
食べ物などが誤って気道に入り込むことを「誤嚥(ごえん)」と言い、この誤嚥が原因で起こるのが「誤嚥性肺炎」です。
65歳以上の高齢者に起こる肺炎の多くが「誤嚥性肺炎」です。当院にも多くの高齢者の方が入院されており、嚥下障害のある方もいらっしゃいます。

口から食べるから元気になる
口から食べることは、視覚、聴覚、嗅覚や味覚など様々な刺激が入力されることで、脳が活性化されます。しかし、様々な原因で食べることが難しくなっている方々もいらっしゃいます。そういった方々に「それぞれの人にあった形で、たとえ1口でも口から食べることを支援できないか」といった思いからはじまったのが今回プロジェクトです。現在、以下の3つの活動を行っています。

①嚥下外来

毎週火曜日 13時~ 予約制となっております。

嚥下内視鏡検査(VE)、検査結果をもとに言語聴覚士による嚥下リハビリ指導や、管理栄養士による栄養指導の2時間半のパッケージとなっています。嚥下FTの看護師も活躍しています。

受診後は、サマリーと嚥下リハビリ練習用の教材を郵送します。

外来での嚥下リハビリや定期的に再診でご来院いただくことも可能です。

嚥下のリハビリは早期からの介入が効果的です。少しでも気になることがあれば、お気軽に受診のご相談をお待ちしております。

◆嚥下外来についての詳細やお申込み方法に関しては下記をクリックしてください。

嚥下外来のご案内ページへ

◆嚥下外来のパンフレットは、下記をクリックしてください。

嚥下外来パンフレット

◆嚥下外来の受診が難しい方は、2泊3日の嚥下評価入院も行っております。

患者様の状態に合わせてご検討ください。

嚥下評価入院のご案内ページへ

②嚥下リハビリ入院

  

当院の嚥下外来を受診された方を対象に、嚥下機能の改善を目的とした4週間程度の嚥下リハビリ入院を実施しています。嚥下FT(ファシリテータ)が中心となったチームで、リハビリ以外にも嚥下体操や病棟アクティビティなどを通じて患者様のケアを行っていきます。定期的に多職種で構成するチームでのカンファレンスや、退院前の指導も行います。
嚥下に対するリハビリは、4週間程度、集中的に実施します。言語聴覚士、理学療法士、作業療法士とも協力し、首から上へのアプローチだけでなく、離床を促して刺激入力(五感を刺激)や、食事姿勢の調整(バランス練習など)、食事動作練習、食べるための体の土台作りや栄養管理も行っていきます。
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士や、3学会合同呼吸療法認定士といったスタッフも介入を行います。

<嚥下リハビリ入院の適応>

・簡単な指示理解、訓練適用(発声練習や、物品を使った訓練)がある方

・嚥下リハビリに関する家族様や、施設等の方の協力が得られる方

・自宅や施設等への明確な退院に向けた目標がある方

※詳細は、入院面談でお問合せください。面談の結果、通常の療養型での入院をお勧めさせていただく場合もあります。

※現在他院に入院中の患者様は、当院への転院に関して入院元の地域医療連携室を通してお問合せください。

 

メディア掲載情報

泉北コミュニティ様に嚥下外来受診後、嚥下リハビリ入院に移行された患者様の取材をいただきました。

(外部リンクが開きます)

https://sencomi.com/localnews/person/senboku1109-yamamotosan/

 

嚥下リハビリ入院紹介動画

◆嚥下リハビリ入院をご希望の方は、まずは「嚥下外来の受診」をご検討ください。

お電話:072-277-1401 「嚥下外来の予約について」とお伝えください。

◆嚥下リハビリのパンフレットは、下記をクリックしてください。

嚥下リハビリ入院パンフレット

※患者様の全身状態によってはご希望に添えない場合や、通常の療養型での入院、リハビリを提案させていただく場合もあります。療養型でのリハビリの可否や頻度は、ご相談ください。また、患者様の状態に応じて入院期間の調整を行う場合がありますのであらかじめご了承ください。

■チームアプローチ

③嚥下ファシリテータの育成

 

嚥下ファシリテータとは、「自身の専門性に嚥下のことをプラスした関わり」ができることを目的としています。

メンバーは、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士から構成されており、1年間、嚥下に関わる講義の受講(全15コマ)、症例検討、認定試験に合格した方が嚥下ファシリテータとなります。

  

講義は、嚥下の基礎知識、嚥下と姿勢の関係、ポジショニング、嚥下と栄養、嚥下と薬など多岐に渡ります。座学だけでなく、嚥下評価やポジショニングの実技、車椅子での食事の体験なども行っています。これらの知識を持った嚥下ファシリテータが病棟で活躍しています。

 

Basicコースを修了すると、実技や症例検討などより実践的な内容を学ぶAdvanceコースへ進みます。

2年間の研修を通じて嚥下に対する知識を深め、その後は公の資格へチャレンジしていきます。

■嚥下FT紹介動画

コアメンバーのご紹介

今回のプロジェクトは、北風 政史 総長による日本一プロジェクトの企画で選出されたプロジェクトで、2021年4月から実施しています。コアメンバーには、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、薬剤師、管理栄養士、MSWが参加し、毎月運営会議を行っています。

これからも、患者様のお役に立つ仕組みづくりやスタッフの育成を行っていきます。

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