秋が深まり、日に日に冬の訪れを感じるようになってきました。
病棟から見える夕焼けも秋の深まりを感じます。
気温が著しく下がる日もあり、患者様を園芸や屋外にお連れするのが難しい日が増えてきたように思います。
患者様は機能訓練としてのリハビリだけで、あとはのんびり、温かいお布団の中でぬくぬくと過ごしていると思いきや、病棟でも活気ある生活を送られています。
今回はとある病棟での患者様の様子をいくつか紹介したいと思います。
まずは書道です。
その月の後半に次の月のキーワードを考えていただき、書道をしています。
今回は11月ということで、霜月、初雪などを書きました。
プロ野球が好きな方はプロ野球ネタで。
「厳しい季節になって、風もよー吹くやろ?『風神雷神』にするわ」
「でも、それだけやとものものしいから、『プリン』も入れるわ(笑)」
と、季節の移り変わりにいろいろと想像を膨らませて字を考えられた方もいらっしゃいます。
季節ごとの書道作品と写真を貼って、病院にいても少しでも季節を感じてもらえるようにしています。
一緒に貼ってある写真はリハビリスタッフや看護師さんが撮影したものです。
これも機会があればまたご紹介したいと思います。
次は貼り絵です。
11月の貼り絵は言語聴覚士の実習生が下書きをし、それに合わせてみんなで色をつけました。
座る力や手や指、腕の動き具合に応じて役割を分担し、入れ替わり立ち代わり皆さん一丸となって完成させてくれました。
寒くなるとお布団の中が気持ちいいですが、寝てばかりだと機能訓練として行ったリハビリの効果も薄れてしまします。
機能訓練としてのリハビリもやりつつ、そのほかの時間にもベッドから離れる習慣を作ることが大切です。
私たちリハビリスタッフは患者様の入院生活が元気になる、楽しくなるお手伝いをします!