待ちに待った良い季節がやってきました。
日頃のお花のお世話はもちろん、
リハビリついでにちょっとお花まで、など、外に出ていただく機会が増えてきました。
いつもは食堂談話室で食べているおやつを屋外でお花に囲まれて楽しんだり、
各々の楽しみ方を満喫されています。
チューリップは3月中旬頃から芽を出し始め、
3月下旬頃にはつぼみができ、花が開き始め、
現在は立派に咲いています。
昨年の11月から楽しみにしていたので、花が開いた時の感動も皆さんひとしおでした。
毎日お世話に行くと目に見えて大きくなっており、お花のお世話が今まで以上に楽しくなっておられます。
また、たくさん咲いたチューリップを見て普段物静かな患者様も、
「あらあらあらあら、まぁまぁまぁまぁ、よー咲いてるなぁ」
と興奮気味にお話をされていました。
イチゴはまだ実はついていませんが力強く伸び、花も付き始めました。
「一番に採りにこな、だれかにさき食べられるなぁ」
「名前書いとこか」
「カラスもおるから、油断できやん」
と、実がつくのを心待ちにしています。
3月下旬には病院周辺の桜も満開となり、窓から見える景色も桜色となりました。
病棟スタッフと協力して、駐車場からお隣の『グループホーム清泉』の桜を見に、みなさんを順番にお連れしました。
その時も患者様はいつもよりさらに表情が良く、興奮気味で、いつもより少しおしゃべりになっておられました。
今月は恒例の貼り絵をお休みにして、今回は患者様やスタッフ総出で、病棟のカベに桜を飾りました。
また、病棟スタッフやリハビリスタッフが撮ってきた各地の桜の写真も飾っています。
書道は今月も継続中です。
「卯の花」「桜餅」「花見」「プロ野球開幕」など、各々の春の楽しみを書かれていました。
春の訪れはみんなの気持ちを明るくし、活動的にさせます。
ベッドから離れ車椅子に座る頻度を増やしたり、外に出たりするなど、良い習慣を作ることで、
機能訓練としてのリハビリの効果をより一層引き出すことができます。
私たちリハビリスタッフは、患者様の「元気になりたい」「楽しい」を応援しています。