伊藤 裕章 医師

DOCTOR PROFILE医師紹介

院長/医学博士/内科医師 伊藤 裕章

院長/医学博士/内科医師 伊藤 裕章

「インフュージョンクリニック」と聞いても、ピンとこない方が多いかも知れませんね。
炎症性腸疾患は消化管に炎症をおこす病気、これに対しリウマチは関節に炎症をおこす病気と、一見無関係のように思われますが、実は病気の成り立ちがとてもよく似ていて、そのために治療も共通点が多いのです。

近年生物学的製剤(抗体医薬:例えば、レミケード・アクテムラ等)がこれらの治療に導入され、患者さんの「生活の質(QOL)」を飛躍的に向上させています。もっとわかりやすく言えば入院や手術を減らせるということです。これらの薬は点滴投与されることが多いため「インフュージョン(点滴)クリニック」と名付けました。

もちろん、私たちの施設はインフュージョン治療を受けない方も、炎症性腸疾患・リウマチの専門的な知識と経験を活かして、必要な時に必要な治療を行っていきます。

生物学的製剤は多くの場合、副作用もなく安全に投与できますが、一種のアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。私たちは年間1,800件の投与経験があり、投与時反応に対する処置や予防に関するノウハウを蓄積しています。投与時反応のために治療が継続できなくなる可能性は極めて低く、このノウハウを活かして、安全にこの新しい治療をひとりでも多くの患者さんに受けて頂けるようにと考えています。

さらに一般内科診療、保険ではカバーされないものの健康の増進に役立つと思われる診療(特別診療)、心理カウンセリングなどを行っています。
「医療法人錦秀会 インフュージョンクリニック」を、どうぞよろしくお願いいたします。

資格・所属学会

  • 日本消化器病学会認定専門医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化管学会胃腸科認定医
  • 厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班研究協力者
  • 米国消化器病学会会員
  • 米国免疫学会会員
  • 雑誌「IBD Research」編集委員

経歴

  • 大阪大学医学部卒業
  • 昭和55年 7月 大阪大学医学部附属病院第三内科研修医
  • 昭和56年 7月 大阪大学医学部附属病院特殊救急部研修医
  • 昭和56年 9月 三方原病院診療部外科医師
  • 昭和57年 7月 兵庫県西宮病院外科医師
  • 昭和58年 1月 大阪府済生会富田林病院内科医師
  • 昭和59年 7月 石井記念愛染橋病院内科医長
  • 平成 4年 8月 大阪大学医学部内科学第3講座助手
  • 平成 6年 9月 米国スタンフォード大学免疫リウマチ学教室留学
  • 平成15年 3月 大阪大学大学院分子病態内科学講座講師
  • 平成17年 7月 大阪大学大学院消化器内科学講座講師
  • 平成18年 1月 田附興風会 医学研究所北野病院消化器センター部長
  • 平成22年 4月 医療法人錦秀会 インフュージョンクリニック院長

著書紹介

 『クローン病・潰瘍性大腸炎がなかなか良くならない時に読む本-最新治療とセルフケア』

『クローン病・潰瘍性大腸炎がなかなか良くならない時に読む本-最新治療とセルフケア』

伊藤裕章(著)
三雲社/2023年

 『クローン病・潰瘍性大腸炎と診断されたらまっ先に読む本―炎症性腸疾患の革命的治療』

『クローン病・潰瘍性大腸炎と診断されたらまっ先に読む本―炎症性腸疾患の革命的治療』

伊藤裕章(著)
三雲社/2012年

『やさしいクローン病の自己管理』

『やさしいクローン病の自己管理』

伊藤裕章編集
医薬ジャーナル社/2003年