看護部長からのご挨拶Nurse
2024年4月1日から阪和第二泉北病院の看護部長に就任した髙田です。
2024年は診療報酬改定があり、医療だけでなく介護・障害福祉サービを含めた6年に一度のトリプル改定の年で医療の構想が大きく変化すると予想されます。
日本の超高齢化問題は深刻であり、2025年問題といわれる年に迫ってきました。高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、その人らしい暮らしを続けることができるように地域包括ケアシステムが構築されています。
この現状のなかで、当院は高齢者の慢性期病院として地域に必要とされる病院でありたいと考えています。急性期病院からの継続治療が必要な方、在宅へ戻るための環境調整やリハビリが必要な方、在宅介護を担っている家族のためのレスパイト入院などの受け入れを行っています。そのため、より一層の在宅、介護との連携強化が必要となってきます。
地域の在宅医療を担っている病院、介護施設、ケアマネージャーの方々と風通しのよい関係を目指し、地域の皆様に役に立てるように務めてまいりたいと思います。
看護部では今年度39名の新入職がありました。新人に対しては教育プログラムのもと研修を行っていきますが、一人もかけることがないよう取り組んでいきたいと思います。
「安心を支えるやさしい看護」を常に心がけ職員にとって少しでも働きやすい環境を提供できるよう、また、患者様が安全で安心した入院生活を過ごして頂けるように努力していきます。
阪和第二泉北病院 看護部長 髙田 ユリ
【看護職をめざす皆様へ】
当院は人工関節手術を始め、ターミナルケアや高齢者の患者様が多く、看護部の方針を強化する為にも、教育の一環として感染対策・医療安全対策が活発に行われています。 ブランクのある職員にはプリセプターとしての指導者を設定し、院内研修でフォローをして行きます。院内に保育所も完備し、夜間保育も行い安心して働くことが出来ます。
- ・人工関節センター・緩和ケア・療養病棟等、やりたい看護が選択できます。
- ・ブランクのある方も、プリセプター制や院内研修でサポートします。
- ・学校法人阪和学園 錦秀会看護専門学校を併設し、進学もサポートします。
- ・職員専用の保育所を完備し、夜間保育も対応しています。
- ・看護職員専用のワンルームマンションも貸与可能です。
看護部の概要
看護部紹介病床数 969床
病棟名 | 床数 | 看護体制 |
---|---|---|
緩和ケア病棟(院内病棟型ホスピス) | 21床 | 7:1 |
人工関節病棟内科・外科・整形一般病棟 | 94床 | 15:1 |
障害者施設等一般病棟 | 120床 | 13:1 |
医療療養型病棟 | 734床 | 20:1 |
阪和インテリジェントメディカルセンター(健診センター) |
看護体制について
緩和ケア病棟はプライマリーナーシング、その他の病棟はチームナーシングと受持ち看護体制で実践しています。 内科・外科・整形の一般病棟は、急性期一般病院の後方支援病院として高齢者の方を中心に、医療療養型病棟では、慢性期医療として長期の入院を必要とされる方、地域の在宅療養や施設からの患者様を受けています。また、緩和ケア病棟では、緩和ケア認定看護師が中心となってがん患者様のターミナルケアに関わっています。 また、チーム医療を目指し、医師や看護師以外にもリハビリテーションのセラピスト、栄養士、薬剤師、臨床心理士などの参加でカンファレンスを実施し、患者の自立支援に向けた取り組みを行っています。 当院は森之宮医療大学(看護大学)・堺看護専門学校・錦秀会看護専門学校の臨地実習病院の役割を担っています。看護学生と共に看護を実践することで後輩育成と職員の自己研鑽することを目標にしています。
認定看護師活動について
認定看護師活動について
認定看護師制度は、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかることを目的としています。当院では、現在2名の認定看護師が専門的な看護ケアの実践やスタッフ教育を行っています。
緩和ケア認定看護師 宮崎巳美
緩和ケアを必要とする患者・家族が安楽な状態を維持し、尊厳をもって生活できるように水準の高い看護を実践します。また、緩和ケアに携わる看護師の指導・相談を通して、緩和ケアの質の向上に貢献する専門職としての役割を担っています。