療養病棟 734床(15病棟) Medical treatment ward
高齢であっても、在宅復帰を諦めない医療とケアを患者様に
療養病棟は、15病棟734床の病床を有しており、多くの入院患者様を受け入れることができます。疾患的には高齢者に多い肺炎・高血圧・心疾患・脳疾患の後遺症などで治療、看護を必要とする方を自宅・施設・急性期病院から受け入れ、多職種と連携しながら、患者様一人ひとりに合った医療・看護が提供できるように努力しています。
また、認知症を有し、徘徊、不隠などで見守りを必要とする方も多く、特定の病棟でその人に応じた対応を行っており、すべての療養病棟に認知症看護専門研修を修了した看護師を複数名配置し、認知症の患者様の入院生活を支えています。療養病棟とは自宅や施設での療養が困難な患者様に対し、身の回りのお世話(ケア)やリハビリテーションを中心としながら、酸素吸入、点滴、胃ろうの管理、たんの吸引などの医療的処置を提供できる医療施設です。一般の救急病院などで急性疾病 の治療や回復期のリハビリテーションを終えた方で在宅への退院が困難な状態、あるいは高齢者施設入所中に何らかの医療処置が必要な状態となった方が多く入院されています。一般の病院とは役割が異なり、人工呼吸器の装着や血液透析、がんの積極的な治療、高度な手術・処置などの集中治療などを行うことは設備・体制上困難ですが 、患者様の状態に応じた合併症の治療などを行いながら全身機能の維持・回復を目指し、その方の状態に応じた生活の場へつないでいくことを目標としています。 高齢者の患者様にとって医療がより良くあるために。 療養病床のコンセプトはそこにあります。リハビリテーションを通じて日常生活動作の向上を図り、高齢者の方々に快適な生活を送っていただけるように…。 患者様のことを常に考え続けた阪和第二泉北病院は高齢者医療のエキスパートとし て地域の皆様から大きな信頼を得ています。